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あとどれくらい・・・?                                             
2010年4月


あと何年生きられるだろうか。最近よく考える。もう試合は、ハーフタイムを過ぎ、後半に入ってから大分時間が経過したような気がする。
いや、人生は前後半じゃなくて、マラソンゲームか。折り返しのない、一方通行のマラソン。ただ、いつ42.195kmの終わりが来るかは誰にも分からない。
明日死ぬかもしれないし、まだ何十年も生きられるかもしれない。日本人の平均寿命まで生きられるかは分からない。平均寿命ということは、それより早く死ぬ人もいれば、遅く死ぬ人もいるわけだ。

さて、いつ自分のこの脳の働きが停止するか分からない中、最近よく考える。
生きている間に、つまり僕の記憶が僕のものである間に、あと何冊の本を読めるだろうか。あと何ヶ所に旅に行けるだろうか。あと何人の人間との有意義な出会いがあるだろうか。あと何回、この自分の固定されつつある価値観を変革するような出来事に出会えるのだろうか。

生まれた瞬間から、死へのカウントダウンが始まる。しかし、10代、20代の頃は、自分が死ぬことなど考えもしなかった。いや、ひょっとしたら無意識的に「死ぬこと」を頭の中から排除してきたのかもしれない。だが、終わりが見えてきた今、もう無頓着ではいられない。来るべき終焉の日を念頭に、そこから逆算して、残った時間で自分が何をすべきなのか、何をしたいのかを真剣に考えなくてはならない。

ここまで生きてきたものの、いつまで経ってもこの世の中は、靄がかかったようによく見えない。見えないからこそ面白い。一向に見えないからこそ、価値観が変わるような新発見がこの一度きりの人生を楽しくしてくれる。


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